2024年9月8日日曜日

多田正樹氏酒会@岸由へ行く。

 

 2024.9.7土曜、多田正樹氏酒会@岸由へ行く。カリスマお燗師の多田正樹氏によるお燗と岸由の料理のコラボ、日本酒会席料理のペアーリングを堪能した。日本酒のペテンシャルな可能性と会席料理の正統系譜のガチ融合。あり得ない宴となった。


土曜午後1時の静寂。



焼きナスの甘さに絶句。

端然たる勇姿の酒番多田正樹氏。
すばらしい解説と人智魅了のロジカルテイスト。
さすがカリスマ。

すべての器に暖を入れる。お燗の設え。
しかも全ての器を撮り損ねる大失態!


なかったですね。
大吟の長珍。

鴨肉とうなぎと押し寿司ぶどう白和え。

すっぽんのゼラチンを解説する岸由・大将。坪島完次氏。
すっぽん豆腐のお椀へと。


お燗には雄町がよく似合う。

すっぽんと豆腐の融合。
ゼラチンの旨味が溶け込んで。

味の味覚を未確認の驚愕で再確認。
すばらしい。すっぽん!



くえ。まぐろ。しんこ。
器にも注目。
春夏秋冬を歌え。

角度によってベクトル調整の四季折々。
くえのお刺身最高!


新たな出会い。
旭菊の「大地」

鯛が絶品。
田楽みそが天翔るいちじくのこらぼ。

さりげなく銀杏。残暑厳しき。

赤磐の雄町
悦凱陣。
時代変遷の妙。

やはりこの銘酒が登場する。酒ファンを魅了してやまない横綱。

湯葉をば。


お食事。鯛ごはん。

あぁ。

とらや
羊羹

抹茶の滋味ぶかく。

まっちゃと羊羹。

語らいと日本酒
そして会席料理のながれ。
クライマックスの波をうねらせ。

15度の薄い酒には小さな器。もしくは濃い酒を注ぐ。
酒会の演目は全体の流れに注目。

器それぞれを記録しそこねた。
加水と温度調整。そして器。
気合の入ったお話を聴くにつけ感動した。