2015年7月27日月曜日

会席料理 岸由@東中野へ行く


 真夏の岸由である。天然鰻である。実に実に、真夏こそ和食、日本料理、就中、会席料理なのである。今や日本の東京は先進国でも類を見ない高温である。納涼という文化の英知そして智慧を駆使する料理。温度と戯れ湿度に憩う。季節料理の旬な旨味を逃さない。まるで囚われの感性の囮を堪能せよ!
 今夜は四国吉野川に自然棲息する鰻ちゃんを戴いた。江戸のコピーライター創始先駆け平賀源内が仕掛けた鰻を食べましょうは2.14にチョコを贈って食べるあれと同じ広告宣伝の妙であるのだけれど本当は秋とか冬が旬な味わいの鰻らしい。ところが食は全五感を通じる総合芸術であるから情報や世の中の流れも味覚に添える味わいである。精のつく、精を付けろ。精進精進。食は命の源。
 暑い夏は異常な出来事も多い。正常へ戻すには岸由の絶品料理が必須であろう。






































2015年7月26日日曜日

大人の居酒屋 高太郎@渋谷へ行く


 
 2015.7.25土曜。この日は隅田川で花火大会があった。猛暑猛暑。茹だるようなダレるような気違い沙汰の暑さ。駅の構内は呆然たる熱気だった。車両は極楽だったが。
 渋谷の街はサマーな連中で溢れ返っていた。開放感とも違う閉塞感を打ち破ったとも違う惰力な慣性...。都会の日常性を淡々と人々が生きていくありきたりの週末リズム。
 隅田川「花火」を見る人、「火花」を読む人。祝!芥川賞。ピース又吉は芥川賞受賞作家となった。幸運な出来事であろう。総ジャーナリズムなメディア挙げての祝祭である。僕も読んだ。「テーマ」も「文体」も、その「お笑い」もその「芸人」も真新しさはない。死もない、性愛も無い。ただまじめに「お笑い」を追求する二人。お笑い芸人の書いた「お笑い小説」。最後の方で先輩師匠が豊胸手術したのが面白かった。そこに「何故?」はない。お笑いもない。たぶん、作者は書いてしまっただけだろう。ネタを書くように小説を書く。映画「火花」をみたい。主演はもちろん芥川賞受賞作家である。