2016年3月30日水曜日

会席料理 岸由@東中野へ行く


 岸由の店主坪島氏より「クジラのベーコンが出来上がりました。居酒屋風にどうですか?」とのお誘いを受けて早速、伺った。
 ゆったりと炭火を起して鶏を焼きながら持て成していただく。今夜は通常のコース料理ではなくアレンジそして変化球が自由自在の「居酒屋風」だった。のんびりと気ままに極上の時間が流れる。



 坪島土平作
ぐい呑み
 

 広島の三次のワイン

 春めいた箸置き


 掌にヒットする
フォルムが素晴らしい
 
 南蛮酢漬けの稚鮎
酸味が酸っぱくもほろ苦い
ジュブナイルな鮮烈さ
 
 たらの芽がコンガリ揚がって
濃厚な唐墨が絡む
 
 命が転生した
味の冥界へ。
 
 しっかりお塩が効いている

 器は料理の着物かどうか

 素敵な生け花




 煮込む豆腐に
豚と牛
ネギがうまい
 
 七味の色鮮やかさ

 京都の銘なるポートリー

 炭がふくよかな熱を肉に
 
 高温の輻射熱の伝播は如何?

 まっ二つの断面は
味の充溢した設計図
 
 焼き茄子まで

 塩が命

 凱陣でも奥鹿でも

 クジラのベーコン
珍味。
硬質の肉質をシコシコ咀嚼するほどに、味わい深く滋味深く
吃驚な感動までジワジワ味わえる。
 
 空なる意匠

 白ごまのまろやかな
雑炊
 
 水菓子


2016年3月28日月曜日

ゆう@代々木上原へ行く。騒がしかった「東中野」


 2016.3.27.午後4時半前、東中野駅に行くと切符売り場の前でフジテレビの記者が取材していた。新宿駅行きの駅のホームからはテレビ局の中継車が見えた。事件でもあったのかなぁ。この時点で何も知らない。
 代々木上原の「ゆう」へレッツゴー。今夜はナカムラポートリーさんの鶏の胸肉とその卵で作ったプリンを堪能。伊勢丹新宿店の京都物産展で店主ゆうすけさんが遂に出会った。おいしい料理にお酒に堪能出来た。
 そして東中野に帰ってみれば...。

 事件が起きていた。


 パラボラが動いた。

 テレ朝とフジはいなかった

 すっかり日も長くなって




 最近定番の最初の一杯は
ラガーですな。
 
 渓

 タコの火入れが秀逸

 泡状のソースが病み付き



 前菜

 鮑が頂上

 土佐の鰹節風味
トマトの甘みとバランスがいい
 
 コロッケ
醤油のかすを

 人参が何故か黄色に彩られ

 やり烏賊のしんじょう。
焼きキャベツが最後までしっかり出汁を出す
 
 出汁ワールド



 お造り

 サバ



 大間の生うに
下の海苔は一番乗り
一番海苔か。
ぱりっぱりで香ばしい。
 
 なまこの茶碗蒸し

 白州のハイボール
新人「鈴木」さんに作ってもらった
 
 最高級
「中汲み」
超王祿
 


 シジミとサワラ

 出汁が出汁



 ナカムラポートリーの鶏胸肉
稀少部位のお尻の肉も
山椒で食べる
 
 火入れも中は通さず新鮮

 美味いなぁ。本当に美味しい。
本当は何もせずに食べて欲しいとか。
でも山椒をつけながらこの火入れでより美味しい
 
 お食事は土鍋ごはん



 このごはんにあの卵を掛けて欲しい






 デザート


 あの卵で作ったプリン
最高に贅沢でおいしい
 
 口が囚われる。
 

 東中野駅から300メートルのこの場所で
「何かあったんですか?」
「言えません」
 
 同じ方向を見つめる二十人近くの「報道陣」がたむろしている
「何があったんですか?事件ですか?」
「知らない。言えない」
 
 なので自転車で「みんなが見つめる」その先へ行ってみた。
振り返って「彼ら」を写す
 
 公園の近くにいた同じやつに
「犯人が中にいるの?」
「今はいない」
「どこなの?」
 「あそこです」

 そういえば夕方4時過ぎにも停まっていた同じタクシーたち..。
数時間経過ですか

 通行人も立ち話。
帰宅して事件を知った。