2019年8月25日日曜日

高太郎@渋谷へ行く。


2019.8.24土曜。高太郎@渋谷へ行く。





立体歩道橋が寸断されたまま。



 建設は破壊の後から。


 この場所で農業をやれば面白そう。


門番の如き「六時開店」
カフカの「掟の門番」を思い出した。


盛り上がるカウンター席の面面。
まずは生ビールで潤す。

清涼感あるボトルだね。
商魂逞しい業者に「ラベルで呑む方々」と鴨ネギにされる連中でもないけど、
別にあらゆる事物って人間の感覚の総動員だから。


すっきり加水も効いておいしい。
重厚芳醇は時節あれだけど。

ゴーヤとアスパラ。
アスパラのうまさに震えた。
まるで高尚なお方の頭蓋を齧るような
禁断どころか堕地獄への墜落感すら。

どことなくこの尖端が印度の山奥の
レインボーマンの懐かしい歌すらも。

蝦蛄がいいね。 

香ばしい鰆もよいし
鰹もよろしい。
お造りは新鮮さが命だけど、火入れもいい感じ。

蝦蛄の尖端ではなく船尾もよいね。

珍しくこの名酒。
近所の蕎麦屋で呑んだね。
おいしい。
店主も好きみたいだし。

青物野菜がこの時期いい。
ジャストなリズムが沸き上る。 
モロヘイヤさ。
ぬるっとくるくせになるヒンヤリ感。

美男子の冨田氏が醸す。
滋賀の琵琶湖の近く。

多分このお椀がお店の和食足らしめる。
冬瓜と牛筋。
すっきりさわやかなほっこり感。
夏こそ食べて。

このお出汁に店主の思いも染込んでいようね。

 なぜ夏に冬の瓜?



香ばしく味な鯵の干物をさっくり揚げて。 

塩と脂がコラボすればジャムだよ。
セッションもアドリブが冴えるよ。


このグラタンも高太郎の看板メニューなんだね。
ある文学賞を選考する長老作家がかけだしのころ
「君には金看板があるじゃぁないか」
と大先輩作家に諭された。

「小説を名刺替わりに書きなさい」と言われ
頑張って、ある文学賞を獲ったコンビニで働く女子もいたが。





るみ子の酒の。

旬なコーン。



終盤のジンジャーでハイボール!

久方の看板メニューを頂く。 
 まだ試行は続くのか。


悦も誉も酒の醍醐味。


ドイツ人が他の凱陣をお替わりして
「ファントム、サケ!」
まるでロールスロイスの最高車種にでも乗った気分だったのかな。

カタカナで表記がいいよね。



お流れを頂く。
多謝。


柳葉魚ですわ。

さて、堪能した。今夜は〆は不要だね。

お店を出て渋谷の夜を駅に向かって歩く。












新宿駅構内。
ずーっと工事中だ。

定点観測。


最近の一番搾り、あんましおいしくない。