2016年3月30日水曜日

会席料理 岸由@東中野へ行く


 岸由の店主坪島氏より「クジラのベーコンが出来上がりました。居酒屋風にどうですか?」とのお誘いを受けて早速、伺った。
 ゆったりと炭火を起して鶏を焼きながら持て成していただく。今夜は通常のコース料理ではなくアレンジそして変化球が自由自在の「居酒屋風」だった。のんびりと気ままに極上の時間が流れる。



 坪島土平作
ぐい呑み
 

 広島の三次のワイン

 春めいた箸置き


 掌にヒットする
フォルムが素晴らしい
 
 南蛮酢漬けの稚鮎
酸味が酸っぱくもほろ苦い
ジュブナイルな鮮烈さ
 
 たらの芽がコンガリ揚がって
濃厚な唐墨が絡む
 
 命が転生した
味の冥界へ。
 
 しっかりお塩が効いている

 器は料理の着物かどうか

 素敵な生け花




 煮込む豆腐に
豚と牛
ネギがうまい
 
 七味の色鮮やかさ

 京都の銘なるポートリー

 炭がふくよかな熱を肉に
 
 高温の輻射熱の伝播は如何?

 まっ二つの断面は
味の充溢した設計図
 
 焼き茄子まで

 塩が命

 凱陣でも奥鹿でも

 クジラのベーコン
珍味。
硬質の肉質をシコシコ咀嚼するほどに、味わい深く滋味深く
吃驚な感動までジワジワ味わえる。
 
 空なる意匠

 白ごまのまろやかな
雑炊
 
 水菓子


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