真夏の岸由である。天然鰻である。実に実に、真夏こそ和食、日本料理、就中、会席料理なのである。今や日本の東京は先進国でも類を見ない高温である。納涼という文化の英知そして智慧を駆使する料理。温度と戯れ湿度に憩う。季節料理の旬な旨味を逃さない。まるで囚われの感性の囮を堪能せよ!
今夜は四国吉野川に自然棲息する鰻ちゃんを戴いた。江戸のコピーライター創始先駆け平賀源内が仕掛けた鰻を食べましょうは2.14にチョコを贈って食べるあれと同じ広告宣伝の妙であるのだけれど本当は秋とか冬が旬な味わいの鰻らしい。ところが食は全五感を通じる総合芸術であるから情報や世の中の流れも味覚に添える味わいである。精のつく、精を付けろ。精進精進。食は命の源。
暑い夏は異常な出来事も多い。正常へ戻すには岸由の絶品料理が必須であろう。
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