2016年11月13日日曜日

イタリアンMignon@東中野へ行く。語り尽くせぬ夜だってあるさ。


 2016.11.12.土曜。イタリアンMignon@東中野へ行った。危うくカウンターの端っこへ。セーフセーフ。ふらりと訪ねたくなるお店なのだが「満席」では叶わぬ。どこだって祭りなんだけど、シングルな夜はミニヨンの夜で決まりである。

 もういくつ寝ると..。

 上がるより下りろ。

 とりあえずの生が美味しいわけは?

 すぐ飲み干してハイボール。

 お任せの前菜盛り合わせ。

 薫製鴨肉のポテサラ。

 酸味の効いたピクルス。

 ラタちゃん。

ボージョレーのチーズ。
これはおいしい。
肉食文化のディナーアフター5C
チョコ、コーヒー、コニャック、シガー
そしてこのチーズ。まだ始まったばかりだけどさ。
頼んじゃったんだ。ブログでおいしそうだったから。

 ついつい聞きそびれた。

 マロンちゃんとリコッターチーズを生ハムで包んだおいしい奴!

 長らくカウンター女子2名に占有されていたメニューボード。
おやおや?
仏?モンサン..。まだあったのね。
病み付きのムール.ムール。
「これで最後です」って。
パスタ頼んだ後だったけどすぐオーダーを入れたのでした。

湯気湯気。気分も湯気湯気?
 デジカメのフォーカスがズレる。
美味しいガーリックの気流が押し寄せて
わくわくな美味しさの予感が刺激される。
 プリプリなんだよね。

 つまみ食い。
止められない止まらない。
 ソルティーなソースも自家特製パンでこさげながら..味わい尽くせ。


 烏賊墨の細麺パスタ。

 シラスと春菊です。

 ペペロンチーノが美味しい。
 カウンターに響く会話の気配そして..。

女子B「忙しくってさぁ、家帰ってお腹空くじゃん。だからさ、ペペロンチーノとか作るん   だよね。そしたらさ凄くまずいの。どーしてこんなに不味いのってくらい」
女子A「そうなんだ」
 だからパスタ注文出すのにあんなに時間かかったんですね。ゆったり寛いで喋り出してはエンドレス。止められない止まらない。
 カウンターのボードのほんの数十センチ上空域にはフリーダムな気流が漂っている。カウンターは客と店人の対なる直線上だけではない。 横一列の繋がりだってあるわけで。何の遮蔽物もパーテーションもないんだもの。まさに公的な公共的な空間なんだよ。だから秘すればいいのにさ。エンドレス、エンドレス。

 アマレットジンジャーを飲みながら
様々に想念が巡りめぐって..,。
 食後の5Cにはプラス二つのCがある。
コージーとカンバセッション。
個人的な話題を親しく話す(コージー)
公的な政治や経済なんかの議論みたいな会話(カンバセッション)
でももっとシンプルに3Cもあるらしい。
キャビア.シガー.カクテル。
 オーダーした料理が給される前のささやかな時間やそしてやって来た祝祭の宝を食するたのしき時空に客たちは自分たちの時間を生き急がされるシステムの隷属や帰属からひととき解放される。仮染めでもいいじゃない、そんな自由な刹那を楽しもう、とでも。
 ムースの食感に官能的な感激だってあったのさ。

 人参キャロットも感じ得ぬ伏兵の匍匐前進。


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