2015年8月29日土曜日

L'AMITIE@Takadanobaba Shinjuku Tokyo


 夏休みの思い出はラミティエのディナー。秋こそ食欲の好季なのに?晩夏の今こそ、高田馬場の名店へレッツゴーなのだ。
 気を衒うこともない。食するリズムを乱さぬように心を空にする。貪りがやはり不幸の始まり。でもこの食を逃してはならない。
 怯む事勿れ!侮る事勿れ!臆する事勿れ!気は熟しているのに?


テーブルはリング

見よ!この武器、この兵器をば!

見果てぬ夢の空すぎる佇まい。戦慄が迸らないかい?

白を頼んだ。「ラミティエ」が来た。

さんまに変わってにしん。不漁高騰から?でも薫製が冴え渡る。にしん、恋する真実。


かぼちゃパンプキンの冷たいスープである。コンソメのジェルの下にはホタテの宝物。

確かな味わいそして濃厚さよりはクリーミーな体験。

毎度の鴨のコンフィ。毎回、サラダが変わる。女優が衣装を舞台によって演技によって変幻自在のように。

ほのかなジューシー、塩も抜群。鴨は生きていたのである。

鴨肉の向こうにはサラダの森が見える。

シュークルート。猥雑さも饒舌も掻き分けたゴージャスな食感...。


屋敷である。しかもとびっきりの金持ちの。

ダークなチェリーを封じ込めた

大人それはアダルティー

まるで敵意を剥き出して

歯向かうような、味であった。

ドルチェなワイン。デザートの余韻を引き継いで。

0 件のコメント:

コメントを投稿